関東地方に大雪予報が出ると全く雪が積もらない理由!の話

大雪

本日2019年2月9日は関東地方に大雪が降る予報になっていました。東京都23区内でも5センチ程度の積雪、関東平野部では8センチの程度の積雪があるかもしれないとの予報でした。
連休直撃 極寒の東京 23区も積雪・大雪

結果は横浜市内も東京23区内でも午前中に1センチ程度積もったがどうか。その後は雨も雪もやんでしまいました。
東京で大雪の恐れなくなる

いつものことではありますが、関東地方の大雪の予報が出ていたり、大雪に関する警戒が発されている時に大雪が降ることはありません。

関東地方で大雪が降り、交通機関が麻痺をしてとんでもないことになる時は雨が降るとの予報の時、全く警戒を呼びかける報道がない時です。

実は関東に雪が降るかどうか、積もるのかどうかの予報が全く当たらないことには理由があるのです。

実は気象庁は雪か雨か全くわかっていない

これが真実なのです。関東地方に雪が降る時は冬から春にかけけて日本の南岸を低気圧が通過していく時です。

今の技術では低気圧の進路、気温、湿度、風向きと風速、どれも高い精度で予想することは不可能なのです。だから毎日の天気予報も当たらないことが多いのです。

このことをみんなが勝手に勘違いをしていて、さらにみんなが勘違いをしているので気象庁も気象予報士も本当は全然わからないということを言えない風潮、言ってはいけない状況になっています。

台風の進路予想も全く同じです。今の技術では高い精度で進路予想をする技術が気象庁にはありませんが、みんなが勘違いをしているので気象庁も気象予報士もそのことを言えない雰囲気になっています。

だから台風の進路予想も全く当たらないのです。今の技術では無理なのですから、当たるわけがないのです。

まずは気象庁もニュースも天気予報の精度が一般的に思われている状況と比べて極端に低いことを報道すべきです。今みたいな誤解された状況、これが台風や大雪などの時の被害に大きく影響しているのです。

関東で大雪が降る条件

関東南岸を北東方向へ低気圧が移動し(真東に低気圧が移動すると発達せず、北東に移動する時は低気圧が発達するのです)、さらに湿度が低い時に東京23区内や横浜でも大雪が降り、積雪量が多くなります。

結局低気圧の進路と気温と湿度を予想することができれば積雪量の予想をすることができるのですが、一番の元である低気圧の進路予想の精度が低いので話にならないというのが現状です。

積雪への警戒を呼びかけて雪が積もらなかった場合の苦情は相当なものだと思います。2回か3回繰り返すと疲れ果てて、雪が降るかわからない時は雨予報を流すことになります。

雪か雨か全くわからない状況での雨予報、何度か繰り返しているうちに関東でも大雪が降り10センチ程度積もってしまう事態が起きてしまいます。

雨予報で大雪が降ってしまうと苦情が殺到。そうすると今度は雨の可能性が高いと時であっても苦情が面倒だから大雪への警戒情報を流します。

10年も20年もこれの繰り返しです。技術も対応も全く進歩がありません。こんな対応でもどうにかなってしまう世界ということです。

気象に関する予報の全てがダメということではありません。関東で雪が降るかどうかの冬の南岸低気圧、そして台風の進路予想。他にもあるかもしれませんが少なくてもこの2つは今の技術では精度を高めることができない予想なのです。

できないことはできない!わからないことはわからないと言うことが大切!

何十年も当たる当たらないなどと占いのようなことを繰り返すよりも、わからないことはわからないと正直に報道をして、警戒すべきことや起こりえる危険の情報提供をするなど、もっと真面目に真摯な対応をするべきです。

できもしないこと、わからないことに対してこんなクソみたいな対応を一般の会社が繰り返していたらとっくに破綻して終わっています。

バカな奴らには言ってもわからない!というのが気持ちの根本にあるのだと思いますが、自然災害を少しでも減らすために、もう少し真摯で誠実な対応をお願いします。
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