XEMネム580億円相当額流出事件の流れ!の話






いつかは起こると思っていた仮想通貨取引所破綻の可能性があるような大事件、2018年1月26日。。。ついに起きてしまいました。

ネム流出の流れ

今までの流れをまとめてみます。

1月26日0時2分頃にネムが盗まれました。

1月26日11時25分頃にコインチェック社が異常に気付き12時7分にネムの入金を停止、12時52に分にはネムの売買と出金を停止。

16時33分頃に日本円も含めた全ての通貨の出金が停止。
17時23分頃にビットコイン以外の売買が停止。
18時50分頃には入金することもできなくなりました。
http://corporate.coincheck.com/2018/01/26/29.html

私が異常に気が付いたのは17時30分過ぎだったと思います。
おそらくこのツイートしたタイミング。

私も仮想通貨持っていますが、本当になくなっても良い余剰資金だけしか仮想通貨を買っていません。破綻などで0になるか億になるかどっちかだと思うので値動きには興味はありませんでした。

ツイッターなどで極端な情報が流れてきた時以外は仮想通貨を持っていることを忘れていたくらいなので、値動き全くチェックしていなかったので、事件が起きたことに気付くのがかなり遅くなってしまいました。

ネム流出が本当だと気付いた時は手遅れ

その後、山本一郎さんの記事で原因が5.4億XEMネムが不正に引き出されていたことが原因だったことを知りました。このことを知ったのはたぶん18時過ぎだったと思います。
https://news.yahoo.co.jp/byline/yamamotoichiro/20180126-00080895/

すでにコインチェックから出金や送金したくても何もできない時間。すでに手遅れの状態でした。短期的な値動きに興味がない場合であっても、情報収集はマメにしておかないとダメですね。

夜遅くにコインチェック社の記者会見

夜になりコインチェック社の記者会見が22時からなど、いろいろな噂が飛び交いましたが23時30分から記者会見がスタートしました。
http://live.nicovideo.jp/watch/lv310561584?ref=sharetw

和田社長の泣きそうな弱々しい表情と、聞こえません!と怒鳴る嫌な感じの記者。記者として聞くべきことを聞くことができない記者ばかりの状態。

まともな質疑ができる記者が全くいないことに失望しました。事件も政治もスポーツも意味のある質問ができない人に記者をやらせる報道者の姿勢に疑問を感じました。

社長の表情からはダメそうな雰囲気、記者に対しては残念な気持ち。結局セキュリティーが想像以上に甘かったということ以外は新しい情報なく記者会見は終了しました。

コインチェック社のネムに対する補償内容

記者会見を見て、完全に諦めた人が多かったと思いますが1月28日にコインチェック社からネムの補償について88.549円×ネム保有数を日本円にて返金との発表しました。
http://corporate.coincheck.com/2018/01/28/30.html

発表時のネムの相場は1ネムあたり100円を超えていたので、絶望的だった補償のニュースが出た後もネム保有者の中では不満を持っていた人が多く、ツイッターなどでは文句ツイートが沢山流れていました。

ネムは現在65円くらいで推移しています。現時点では返金される可能性あまり高くないと思いますが、相場以上の金額で戻る状態にまで下落している今は文句ツイートがほとんど流れなくなりました。欲にまみれたドロドロのツイートが多くて面白かったです。

コインチェック社の補償による利益確定と税金

現時点ではまだ出金できるかわからない状態ですが、発表されている通りに1ネム88.549円で日本円にてコインチェック社の口座残高が増えた時点で損益が確定することになります。強制的に利益確定売りをしたことになります。

個人の場合、買ったネムが88.549円未満だった人は出金できるか否か関係なく雑所得として申告をする必要が出てきます。

88.549円で補償された人のリストが税務署に渡る可能性は絶対にありませんが、納税義務が発生する人は多いと思います。詳細はnoteを読んでください。
XEMネムの不正流出問題の影響について、特に税金!

来年の確定申告時に誤魔化しても、間違っていても何も言われず申告書は受領してもらえますが、3年くらい経ってから問い合わせがあり、罰金と利息込みで多額の追徴課税を徴収される可能性があります。

仮想通貨ハーでウェアウォレット購入

こんな絶望的な状況になってから仮想通貨ハードウエアウォレットを買いました。コインチェック社に預けてあるXRPリップルが送金できるようになったら手元で保管するために買いました。

2月2日に到着。
買うのが遅すぎました。コインチェック社ではリップルの以降ができない状態が続いていて、もうしばらくリップルを動かせそうな気配ありません。

コインチェック社対策としては今買っても手遅れですが、今後も仮想通貨取引をする人はハードウェアウォレットは絶対に常備しておくべきだと思います。

アマゾンやヤフオクなど正規店以外で買うと不正プログラムが埋め込まれている可能性があるので、絶対に正規代理店で買いましょう。
https://hardwarewallet-japan.com/

コインチェック社への立ち入り検査

2018年2月2日の0時過ぎに金融庁がコインチェック社へ急遽立ち入り検査に入るとの噂とニュースが流れ、朝の8時前から本当に立ち入り検査が入りました。
http://www.huffingtonpost.jp/2018/02/01/coincheck-financial-services_a_23350838/

ニュースなどを追っていましたが実際に立ち入り検査に入ったことがわかったのは9時半頃でした。

立ち入り検査の結果や詳細は今のところわかっていません。検査結果が出てくるまではまだ数日かかる見通しです。週明け早々にすごいニュースが出てくるかもしれませんね。
金融庁がコインチェックに異例の立ち入り検査、運用管理やセキュリティを目視で確認

コインチェック社から他通貨流出疑惑

私にとっては立ち入り検査よりも衝撃的なことがありました。

立ち入り検査があった2月2日のダイヤモンドオンラインの記事です。ネムの流出に気付いた1月26日昼以降にコインチェック社からLISKリスクが373億円相当額が流出していたとのニュース。

この報道について気にはしていましたが金額の感覚が麻痺していたいのであまり大きなことと受け止めていませんでした。最初はコインチェック社がお金を逃がした、程度の気持ちで読んでいました。

しかし夕方になりニュースの内容が訂正されました。真実は373億円相当ではなく1,363億円流出でした。
コインチェック騒動のさなかに373億円の資金移動、不正送金疑惑が浮上

朝記事を読んだ時は記事内の流出リスク量に当時の価格を掛けて計算していなかったので桁が違っていたことに気付かなかったのですが、夕方修正後の記事を読んでかけ算をしてみたら1,363億円流出が正しいとわかりました。

流出理由は不明です。良心的な資産の待避なのか、悪意のある資産流出なのか今後の報道を待つしかない状態です。どのような理由であっても1,363億円の資金移動は異常であり、1月26日深夜の記者会見時に説明すべきだったことだと思います。

記者会見時に説明がなかったということは、言えない内容、言いたくない内容だった可能性が高いと思います。

経済的にショッキングなニュースは日柄を考えてショックを和らげるために週末前半に発表されることが多いです。
立ち入り検査後の金曜日夜ににショッキングなニュースが流れるかと思いましたが、今のところ大きなニュースはなく週末が終わりそうです。

テザー疑惑という新しいニュースも出てきていますが、仮想通貨全てが年初の5分の1くらいまで下がってしまっている今、どうでも良くなっている人が多いのではないでしょうか。
仮想通貨業界で話題の「テザー疑惑」を調べた「テザーレポート」の和訳。本当にテザーがビットコイン価格を吊り上げているのか?

ビットコインは一時79万円付近前、リップルは67円付近まで、ネムは50円近くまで下落しましたが今はビットコイン95万円、リップルが97円、ネムは65円くらいで推移中です。

今後2週間で上下に大きく動くニュースが流れる可能性高いと思います。

2018年2月5日追記

コインチェック社が求人募集

書き忘れていたことがありました。2月4日にエン派遣のサイトでコインチェック社勤務の派遣社員募集広告を発見しました。

時給 1,600円
期間 即日〜長期
仕事内容
〜人気の仮想通貨〜総合窓口カスタマーセンターでの電話対応業務
・お客様からの問合せ対応
・第三者による不正ログインや不正送金の問合せ対応
・不正ログイン、不正送金等の犯罪被害に対する対応
・口座開設、本人確認に関しての対応
・送金方法についての対応
研修充実!皆様の業務をSVさんがお助けいたします!

スクショは掲載期間が終わってしまった後に撮ったものなのでコインチェック社勤務との表示はされていませんが、掲載期間中はコインチェック社勤務と表示されていました。

コインチェック社が破綻せずに2月14日営業開始に向けた時に備えて派遣社員を募集していました。応募資格・条件にコールセンター経験者との記載がありました。

営業を開始した場合は、量も質も異常な感じの電話問い合わせが殺到すると思います。今回の事件に関する問い合わせや質問、仮想通貨の専門的な質問の問い合わせが多いと思います。

マニュアルを用意してマニュアル通りに対応してもらうことになると思いますが、問い合わせ電話をしてくる人の方が仮想通貨に対しての知識がある可能性が高く、大混乱になることが予想されます。

問い合わせの電話をしても仮想通貨や取引の知識がある人が電話に出るわけではないので、電話問い合わせをしてもあまり意味はなさそうです。音声案内テープが流れるのとほとんど変わらない状態が予想されます。

マニュアル通りに返答するだけであっても、勤務時間中は時給1,600円では割の合わない罵倒されまくりの時間になってしまうと思います。罵詈雑言を浴びせられる仕事で時給1,600円はとても安く感じます。

時給が2千円超であっても割の合わない仕事だと思います。心が病んでしまいそうです。後々にコインチェック社でこの仕事をした人からの報告がネットで流れてくることを期待しています。

2018年2月10日追記

コインチェック社からのリスク流出疑惑金額の再訂正

2月2日にの朝にコインチェック社から373億円のリスクが流出していたとのニュースがあり、夕方には1,373億円流出に訂正、この時にこのブログを書きました。

今リスク流出記事を見たら流出額が373億円に戻っていました。
コインチェック騒動のさなかに373億円の資金移動、不正送金疑惑が浮上

記事の最後に373億円から1,363億円に訂正し、その後373億円に再訂正したとの記載がありました。何を訂正したのか、どうして訂正になったのかの説明は一切書かれていません。

訂正された部分

1,363億円流出という記事に変わった時に記事内の流出リスク数に単価をかけて1,363億円であるということを確認しました。今、記事内の流出リスク数に単価をかけると373億円で合っています。ということは流出リスク数が変わったということです。

1,000億円のリスクは約3,800万リスク。3,800万リスクを間違えた原因の説明をするべきです。訂正された金額は1千億円というとてつもなく大きな金額です。1千億円の訂正があり、その後に再訂正で元の数字に戻りました。

1,000億円も間違えた記事なんて、東スポでも見たことありません。きっとこのままうやむやのまま忘れ去られ、真相は闇の中から出てこないと思いますが、大きな間違いをしてしまった原因の発表を待っています。
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