労働組合は会社にとって善か悪か?の話



労働組合に対してのイメージはどのような感じでしょうか。今回は大きな会社の労働組合の話ではなく、合同労働組合の話を書きます。

合同労働組合とは

自分が働いている会社に労働組合がなくても、自分1人で加入することができる組合です。合同労働組合に加入することで会社と団体交渉を行うことができます。合同労働組合からの団体交渉の申し入れは、社内労働組合からの申し入れと同じで、会社は拒否をすることができません。
合同労働組合

労働組合のない会社から不当解雇されてしまった人や、残業代を払ってもらえない人などにとってはとても頼りになる組合ですが、思想が偏っていたりやり過ぎのことが多いので会社からは恐れられていたり嫌われていることが多い組合です。

中小企業で働く人達

最初からその会社で働きたいと思い働いている人はどの程度いるのでしょうか。大多数の人は誰もが名前を聞いたことがある有名企業、上場企業などで働きたいと思っていいます。

キャリタス就活2019による就職企業ランキングはこんな感じになっています。

1位 日本航空
2位 伊藤忠商事
3位 全日本空輸
4位 三菱東京UFJ銀行
5位 トヨタ自動車
6位 三菱商事
7位 サントリーグループ
8位 東京海上日動火災保険
9位 資生堂
10位 東日本旅客鉄道

キャリタス就活2019による就職企業ランキング
全て有名な企業となっています。11位以降も200位まで掲載されているのですが、全てが有名企業で占められています。

中小企業で働いている人の大多数はこのような大会社、有名企業に就職することができなくて仕方なく中小企業に就職する、働いているというのが現実です。非常に嫌な書き方ですが、これが現実なのです。

中小企業の労働環境

会社により様々なので簡単に一括りにして書けない状況ではありますが、昔はひどかったです。25年くらい前はムチャクチャな会社が沢山ありました。

残業代は払わない、給与を支払ったことにして社長がポケットに入れてしまう、解雇予告手当もなくいきなり解雇する、などなど。この時代にこそ合同労働組合があるべきのひどい時代でした。

最近の中小企業の労働環境

人手不足で困っている会社が多いです。会社の努力不足の面もありますが、どうしても第一希望や第二希望などは大手の有名企業。第三希望も第四希望も大手の有名企業。

大手の有名企業に入ることができず、仕方なく中小企業に就職する。なかなか人が流れてきません。特に若い人が全くに近いくらい入ってこないので困った状況になっています。

人手不足状態であり、募集をしても人が入ってこないので会社が社員を辞めさせたいと思ったり、辞めさせるようなことは昔と比べると極端に少ない状態です。どんな人であっても辞められてしまうと仕事がさらにしんどくなってしまうからです。

給料の割に働きが悪い人、能力が足りない人であっても継続して雇い続けるしかない状態が続いています。そんな状況で求職情報に応募してくる人は癖のある人や嘘つきが多いという現実。

癖は性格の問題なのでともかくとして、嘘は困ります。面接時にできると言ったこと、経験があると言ったこと、やらせてみたら全くできない。あれもこれも何もできない。こんな信じられないようなことがいっぱいあるんです。

そのような人であっても人手不足である今は働いてもらわないと困る状況です。20年前だったらこんな人はどこも雇わないような人であっても、現在の中小企業はほどほどの給料を払って雇わなくてはいけない状況なのです。

中小企業を退社した人

このような状況であるにもかかわらず、会社が辞めてもらいたいと思う社員、辞めてもらう社員というのはどれだけひどい社員なのか、おそらく会社経営者以外の人には想像がつかないと思います。仕事ができないだけでなく、しないんです。

大手企業に入りたくても入れず、仕方なく中小企業の求職に応募。中小企業の面接時もできないことをできると嘘をつかないと入社できない能力。能力の低さだけでなく絶対にバレる嘘をついて入社。

そんなことをして入社する人は仕事ができないだけでなく、仕事をやるはずも覚えたり学ぶことなどするはずもなく。猫の手でも借りたい状態であっても、いることで仕事が滞るどころか破損やNGなどで仕事がバックしてしまうのでさすがに辞めてもらうことになります。

こんな人が合同労働組合に駆け込む。合同労働組合の人達は駆け込んできた人の言うことを100%信じて会社と交渉。そりゃ話がグチャグチャになりますし、合同労働組合の評判も落ちます。しかし組合の人達は変な信念を持ってやっていますので、非常に面倒くさいです。

合同労働組合の人に聞きたいこと

ここからが本題なのですが、合同労働組合で活動をしている人達は真実を追究したいという気持ちはあるのでしょうか。何をどう考えても真実とは思えない相談がいっぱいあると思います。そのような相談に対してどう思い、どう対応しているのでしょうか。

労働基準監督署の場合、解雇された人などが飛び込んできた場合はどれだけおかしな話であってもその人の話が真実であるとの前提で動かなくてはいけないらしいです。ってコソコソって教えてくれました。

労働基準監督署の場合はおかしな話の場合はおかしいとわかりながら、真実ではないと思いながらも会社へ調査に入ります。飛び込んだ人がおかしいということは理解してもらえているので、会社に非がない場合はあまり面倒なことになりません。

昔は会社に非があることが多かったので、労働基準監督署の調査は非常に厳しく困った結果になることが多かったですが、昨今の中小企業は人手不足で不当解雇をすることが極端に減っているので労働基準監督署案件で揉めることは減ってきています。

しかし、合同労働組合案件は以前も今とあまり変わらず。話し合いや会話にもならず、会社としては脅迫に似たような感じで仕方なくお金を払う、という案件が続いています。

信念を持って仕事をするということは素晴らしいことだと思いますが、本当に相談者や組合員が言っていることが真実だと思って仕事をしているのでしょうか。

今、中小企業を解雇される人と言うのは相当ひどい人です。少し話をすれば話の真偽はすぐにわかるはずなのですが。気付いていて気付かないふりをしているのでしょうか。

労働基準監督署の人とは会話になりますが組合の人とは会話になりません。おかしな人の話を信じきっているのか、おかしいとか嘘とわかっているけど仕方なく無茶な話を押し通してきているのか、全くわからないのです。そしてとてもしつこい。

信念を持って弱者を救うというのは素晴らしいことだと思います。しかし真偽を見破る能力と、嘘だとわかっていても強引に押し通すというやり方は信念に反するのではないでしょうか。

おかしいと思っていても突き進むしかないので突き進んでいないでしょうか。おかしいことに気付いていても気付かないふりをして突き進むという行為は本気でやっている人の邪魔でしかありません。本気で本当の弱者を救いたいという活動をしている人の邪魔なんです。

今夜ネットのテレビでそんな人が田端さんと対談をするようです。話し噛み合わないでしょうね。

2018年11月18日追記
11月18日午前1時からAbemaTVでZOZO田端信太郎氏とNPO代表理事・藤田孝典氏の対談が生放送で行われました。

ツイッターでのやり取り中も藤田さんの知識と能力のなさと、お花菜畑的な考え方に疑問を感じていましたが、この生討論会は予想以上にひどいものになってしまいました。田端さん、よくこんな人との対談のために時間を作ったな!と感心してしまいました。
ZOZO田端 vs 藤田 AbemaTVで討論 「逃げるかと思って心配したよw」
AbemaTVで「田端信太郎VS藤田孝典」の対談を見物した #田端藤田の生討論
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